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富士宝永山 雪山講習 ①

富士山の側火山である宝永山。
地図読み講習でお世話になったガイドさんにお願いして一泊二日で雪山講習にいって来ました。

今回は初めてのピッケル!(・∀・)
この年になって使い方も何も分からない道具を手にするのってなんだか新鮮だ。
こんな風に新しい物を使いこなすようになるまでの過程を人生であと何回楽しめるのだろう・・・。

さて。コースタイムはざっくりですが以下の通り。

2012年2月11日(土)
水ヶ塚駐車場(9:30発)→一合五勺(10:30)→宝永火口(16:20着)

行動時間:6時間50分


イエティスキー場の少し上、水ヶ塚駐車場に車を停め、須山口登山歩道へ入山。
暫くは樹林帯を上がる。
踏み跡はあまりなく、人にもほとんど会わない。私たちの貸切状態!

$臨機応変にゆこう

これは、スノーシューの足跡。

$臨機応変にゆこう

踏み固められた足跡の周りの雪が解けてこんな風になるんだって。
面白い(*´∀`*)

私の好きなこのもじゃもじゃ。やっと名前が分かった。

$臨機応変にゆこう

ヤドリギのように寄生するわけではなく、空気中の水分を吸って単独で育つサルオガセという名前の植物。地衣類だそう。
食べられるのかなー、美味しいのかなー。なんて言っていたのだけど、帰って調べてみたら食べている人がいた…!(→「食べられる地衣類は?」

しばらくはツボ足のまま着々とハイクアップ。

$臨機応変にゆこう

空はどんより曇り空で途中からガスも出てくる。
天候が悪くほとんど見渡せなかったのであまり写真がないのが残念。

$臨機応変にゆこう

アイゼンを履くタイミングを教わりながら、火口に入る少し前にアイゼンを装着。
今回は練習なので少し早めに履く。
火口内部はごろごろした小さい岩と氷の斜面。

$臨機応変にゆこう

アイゼンの歯の間に石がはまってしまったり、ぐらぐらしてすごく怖い。一歩一歩アイゼンをきかせて、加重を意識して。。
岩の上をアイゼンで歩くのって難しい。ちょっとバランスを崩して倒れたらそのまま火口の斜面を落下しそうな感じ。
私はここでガイドさんに「怖いよー」と言ってしまい、もう少し歩きやすいところを歩くことになり引き返す。(ごめん!みんな!)
気持ちが負けそうになってる時は何かを起こしがちだから戻ろう。と、すぐ判断してくれたガイドさんに感謝。
そう。完全に負けてた。
また山で"苦手""好きじゃない"と思うことが出来てしまった。

そして第2火口に入ります。この時点でかなり視界が悪くなってきていた。

$臨機応変にゆこう

何度も1/25000地図で確認しながら第1火口のベースキャンプ予定地の方角を予測し、20mくらいの間隔で6人が一直線に歩くことで方角を定めながら歩いて行く。
2人先は見えても3人先は見えないような状況。
途中なんども後ろから『少しずれてる!右!』とか『左!』とか声をかけながら。

本当にベース予定地にたどりつくのだろうか…。
何も見えないし…。
と、不安になりながら火口をラッセルで登り返していき、そろそろ限界・・・という頃に無事第一火口に到着!
だいぶ疲れた…(´A`。)
雪の積もる中、テントを設営。

$臨機応変にゆこう

温度計がなく気温が分からなかったけどガイドさんがマイナス7度くらい?と言っていた。
私の感覚もそんなものだったので多分そんなに違いはないと思う。

この晩の私の寝床は・・・。
・グランドシート系一切なし!
・EXPED DOWNMAT7
・Western Mountaineering Antelope GWS

暑くて目が覚めました・・・。
ダウンパンツも履いていたし、そりゃそうか・・・。

そういえば今回、足先の冷え対策に導入したMIZUNOの「ブレスサーモ 5本指インナーソックス」これが期待以上に効果があった。手の指先は何度かかじかみ、痛さを感じたけど足の指に関してはこれのおかげでほとんど平気。
インナー手袋も商品ラインナップとしてはあるんだけど、どこも売り切れで買えなかった。
どこかに売ってないかなー。。

ご飯は2張りのテント中でそれぞれ食べる。
今回はご飯には全く力を入れずただの袋飯だったので写真もない(TwT。)

そして20時頃には就寝。
恐怖の夜が始まる。

しばらくして顔が冷たくて目が覚める。23時。
結露した氷が風でテントの中に舞っていた。
前室のペグが外れてフライがバタバタしている。
大分風が出てきたみたい。
設営時には風もほとんどなかったので、しっかり固定していなかったからかな…。
なんて言いながらまぁ前室くらいいっか。と寝なおす。

次は自分の体が浮き上がって目が覚めた。多分1時頃。
横風を受けてテントが傾いたみたい。
シュラフから顔をだすと幕がものすごいしなっている。ん?テントが動いてる…?
時おり富士山頂から下りてくる風がテントの上に吹き下ろしている。
なんかやばい?と友人を起こす。
ものすごい風の音とフライのバタバタする音で会話もままならない。
すぐそこは火口。

ドキドキ…。

男性4人のテントは大丈夫なのかな?と思い顔を出してみると普通に立っている。位置もそれほど変わらない。
私たちのテントは2人用に女子2人。黙っていたら飛ばされる危険を感じ、起こすのは申し訳ないかなと思いつつ、隣のテントに寝ているガイドさんに声をかけた。
そしてテントの中にいていいから。と言われ、ガイラインやロープで大きな岩に結び飛んでいかないように固定してくれた。

良かった。これで少し安心。とりあえず朝まで長いし、寝よう。

富士山頂では恐ろしい音で風が吹いている。そしてその音がだんだん近づいてきて私たちのテントに吹きおろす。
ものすごい怖い。
とか思いながらも何度か風の音に目を覚ましつつ、結構図太い女子2人はまたぐーぐー寝ていた。

でも、次起きた時には今度はフライが半分はずれていた。
だってテントの中から月が透けて見えてるんだもん。
これは直さないと、、とまたガイドさんにヘルプ。

そしてまた寝る。

はやく朝が来ないかな…。

次に起きたときには完全にテントが潰れた。
シュラフから顔をだすと幕が顔にぺったり。何が起こったのかと焦ったらポールが外れたみたい。

で、また直してもらう。
私たちがテントの中にいないと本当に飛んで行ってしまうんだと気付いた。

こんな事を繰り返しながらもなんとか朝5時。
長い夜だった。

この時は更に風が強くなっており、風でテントの幕がぐわんぐわん顔の前まで迫ってくる…。
こ、怖い…(>ω<、)
10分おき位にやってくる強風の度、テントの中で耐風姿勢(笑)
地面に体をギュッと押しつけて耐える。

風がもう少し弱まるまで少し待機しましょう。と言われ、うだうだしていたのだけど、トイレに行きたくなり外に出てみると昨日あんなに積もっていた雪はまったくなくなってた。
あれー(・∀・)
台風みたいな風で岩につかまらないと本当に飛んでいきそうな中、とりあえずトイレに。。
お尻が凍るかと思ったよ!!(>ω<、)

でも朝焼けと月が綺麗。

$臨機応変にゆこう

富士山のモルゲンロート(●´∀`●)
写真に風は写らないもんね。残念だわ。

$臨機応変にゆこう

$臨機応変にゆこう

テントで1人になった友人は大の字になって必死にテントが飛ばないように戦っていたらしい(笑)

お湯も沸かせないし、この頃ついにポールが折れ、となりのテントはポールがフライを突き破ってしまったらしく、ついにテント倒壊。
とりあえずぺしゃんこになったテントの中で急いでパッキングをし撤収開始となりました。

↓この中で必死にパッキングしてます。
$臨機応変にゆこう

ガイドさんは一睡もしなかったと後から聞いて、思った。
無知って怖い。
私たちはきゃーきゃー言いながらも結構ぐうぐう寝ていたのだから(。・w・。 )

続く…

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Comment

サブレ says... "1. 無題"
やっぱ冬山は過酷だな~。

雪山登山に行きたくさせない、見事なプレゼンありがとうございます(笑)

あんな中でグーグー寝れるなんて、さすがだ。
無事で何よりです。
2012.02.20 12:21 | URL | 79D/WHSg [edit]
asaasa32 says... "3. 早く続編をっ(笑)"
怖いですよーヽ(´Д`;≡;´Д`)丿

冬山経験はないですが、充分堪能した気分になってしまいました(笑)

ガイドさんに教わるって大事ですね~
歩きやすい道が分かったり、風の対処が分かったり・・・ふむふむ

絶景と噂の続編楽しみにしてますね~♪
2012.02.20 18:15 | URL | 79D/WHSg [edit]
サブレ says... "4. Re:早く続編をっ(笑)"
>asaasa32さん
冬山は夏山よりもかなりシビアでした…。

ガイドさんとの登山は色々勉強になるしお勧めです!私は植物とかにもすごく興味があるので、そっち系に強いガイドさんで更に楽しかった(*´∀`*)

足はよくなりましたかー?(>ω<、)
2012.02.20 21:13 | URL | 79D/WHSg [edit]
asaasa32 says... "5. ②も拝見しました~"
足よくなりました!
もう復活しますよ~♪

②も拝見しましたけど、なんだか別世界ですね~

青と白がくっきりしてて宇宙みたいな(←変なこと言ってすみません汗)


あ、なるほど~ガイドさん雇うと高いなって思ってましたけど
植物や動物の知識を教えてもらったら、さらに今後の山歩きが充実するってことですね~(´∀`)


2012.03.05 13:23 | URL | 79D/WHSg [edit]
サブレ says... "6. Re:②も拝見しました~"
>asaasa32さん

足治ってきてよかったですね!!(゚∀゚ )
季節的にもちょうどバッチリじゃないですか(笑)

富士宝永山は他の人のブログとかでも"宇宙的"という表現はよく見ます。
本当に異次元な風景でした★

そしてガイドさんて5人くらいで1人をお願いすると、1人一日8000円くらいですよ~。
2日で16000円+交通費とか実費。
自分たちではいけない場所を案内してもらえて、いい経験が積めればそんなに高くないかな?と、思います(*´∀`)
おススメ!

とか言って私もお願いしたのは初めてだけど・・・(・∀・)
2012.03.05 13:50 | URL | 79D/WHSg [edit]

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